モデルベースデザイン(MBD)超入門 - デジタルなモノづくりで競争力向上の第一歩 -
概要
「モデルベースデザイン(MBD、モデルベース開発)って何?実際にどう使われているの?」そんな疑問をお持ちの方に向けて、初心者の方でも理解しやすいように、MBDのコンセプトや活用方法をわかりやすく解説します。
モノづくりの現場は、今まさに世界と戦う岐路に立っています。グローバル競争が激化する中、開発スピードの遅れやコスト高は企業にとって大きなリスクとなります。そのため、試作回数の削減、開発スピードの向上、コスト削減がこれまで以上に求められています。こうした課題を解決するために、開発のデジタル化が進んでおり、その代表的な手法のひとつがMBDです。MBDを取り入れることで、コンピューター上で試作やテストを行いながら設計を進めることができ、より短い時間で、高品質な製品を作ることが可能になります。これからのモノづくりに欠かせないMBDの基本について、一緒に学んでみませんか?
こんな方におすすめ
- MBDをこれから学びたい初心者の方(業務で必要になった方、導入を検討中の方)
- 設計・開発の効率化に興味があるエンジニアの方(機械・電気・ソフトウェア分野問わず)
- DX・デジタル技術を活用して競争力を高めたい企業の方
- 最新のシステム・ソフトウェア開発手法を学びたい方
MBDとは?
モデルベースデザイン(MBD、モデルベース開発)は、生活に欠かせないモビリティ、産業装置、ロボット、インフラなど、さまざまな製品の開発において、品質の向上や開発の効率化を実現する手法です。「モデル」 と呼ばれるシミュレーション可能なデジタル設計図を用いることで、開発の早い段階からコンピューター上で仮想的に動作を試すことで、問題を事前に発見しやすくなります。また、自動コード生成と呼ばれる技術を活用することで、製品の開発をスピーディーに進めることができます。MATLABやSimulinkは、このMBDを支えるツールとして、世界中の企業で広く使われており、製品の品質向上や開発の効率化に大きく貢献しています。
ハイライト
- MBDの基礎と活用方法を解説
- モノづくりの競争力強化に向けた課題解決
- デジタル化での製品開発の効率化
講演者について
赤阪 大介(あかさか だいすけ) MathWorks Japan アプリケーションエンジニア
プロセス計装制御装置メーカーを経て,2011年にMathWorks Japanに入社,現在シニアチームリーダー.制御系設計はじめモデルベースデザイン(MBD)の領域に従事.博士(工学).