衛星通信・NTNシステム設計/開発最前線 ~システム全体のシミュレーションを実現する統合開発環境~
概要
Beyond5G/6G時代の通信網として衛星通信が注目され、各国でのプロジェクト活動や3GPPでの標準化に向けた取り組みが進んでいます。地球全体を通信エリアとするために従来の地上通信網に加えて静止衛星・低軌道衛星やHAPSなどの利用が検討されていますが、システムは非常に複雑になり、シミュレーションの活用は必須となりつつあります。
本セミナーでは、衛星コンステレーション・HAPS間アベイラビリティの確認や最適なアンテナ・RFコンポーネントの設計、5G信号と衛星通信チャネルモデルによるリンクレベルのシミュレーションからアルゴリズムのFPGA実装まで、衛星通信や非地上系ネットワーク(NTN: Non-Terrestrial Network)に関する最新のソリューションをご紹介します。
※時間はQ&A込みです
| 時間 | タイトル |
14:00 - 14:30 |
衛星通信システム・NTNのモデリングとシステムレベルシミュレーション MathWorks Japan アプリケーションエンジニア 眞木 翔太郎 様々な産業・アプリケーションでシミュレーションの重要性が謳われていますが、無線通信システムの全体のシミュレーション環境構築に苦労されていませんか?無線通信ではPHY、RFやアンテナなど異なる複数のドメインがあり、さらに衛星通信では衛星カバレッジや衛星間リンクの検討なども必要になります。本セッションでは以下の内容を中心に、衛星通信システム・NTNのモデリングとシミュレーションに関する最新ソリューションをご紹介します。
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14:30 - 15:00 |
NTNを支えるRF・アンテナアレイ・ビームフォーミング MathWorks Japan プリンシパルアプリケーションエンジニア 初井 良治 近年、NTNは、グローバルな通信インフラの拡充やIoTの発展を支える重要な技術として注目を集めています。本セッションでは、NTNの高効率な通信システム構築に不可欠な「RF・アンテナアレイ・ビームフォーミング」に焦点を当て、MATLABを活用例について以下の内容でご紹介します。
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講演者について
MathWorks Japan
プリンシパルアプリケーションエンジニア 初井 良治
RF、信号生成、解析用計測機器およびRF、システム解析ツールを活用し、放送、無線通信機器開発向けにカスタムも含むソリューション提供するエンジニアを経て、2012年より現職に就く。RF ミクスドシグナル関連、LTE、5GおよびWLAN等の各種規格の通信システムの各種支援を行う。
MathWorks Japan
アプリケーションエンジニア 眞木 翔太郎
2016年に国内電機メーカに入社し、第5世代移動通信システム(5G)の規格標準化、並びにBeyond 5Gシステムの先行開発に従事。無線技術の方式検討からシミュレーション、実機実装および測定評価までの一連を経験。2025年より現職にて、5Gをはじめとする各種通信システム開発の支援を行う。