License Manager Error -39 は、ライセンス使用を許可されていないユーザーが製品を使用しようとする時に発生するエラーです。
主な原因として、ネットワークライセンスでオプションファイルを使用してライセンスを管理する場合、オプションファイル（MLM.opt）にユーザー名が正しく設定されていないか、あるいはオプションファイルの変更が有効になっていないことが挙げられます。
※エンド ユーザーの場合は、ライセンス管理者 に確認してください。
オプションファイルの場所：
デフォルトでライセンスサーバ―の以下のディレクトリにあります。
Windows:
$MATLAB\etc\win{32|64} (R2010b 以前: $MATLAB\flexlm)
Linux/macOS:
$MATLAB/etc/glnx{86|a64} (R2010b 以前: $MATLAB/etc)
（$MATLAB は MATLAB インストールディレクトリです）
オプションファイルの内容：
キーワード「INCLUDE」の後に製品の Feature 名とユーザー名のリストが含まれている必要があります。
※注：ユーザー名では大文字と小文字が区別されます。
例えば、次のライセンスファイルがある場合：
INCREMENT MATLAB MLM 45 01-jan-0000 1 4C4CD07W1607F7EXGQ1B \
USER_BASED DUP_GROUP=U SN=220668
INCREMENT SIMULINK MLM 45 01-jan-0000 1 4DDU31EWA2963R8F5846 \
USER_BASED DUP_GROUP=U SN=220668
INCREMENT Curve_Fitting_Toolbox MLM 45 01-jan-0000 1 3C6CQ0FBSA315W51FC7D \
USER_BASED DUP_GROUP=U SN=220668
オプションファイルは以下のようになります。
INCLUDE MATLAB USER jane
INCLUDE SIMULINK USER jane
INCLUDE Curve_Fitting_Toolbox USER jane
ここで、「jane」はユーザー名です。
※注：オプションファイルを編集した後で変更を有効にするには、ネットワーク ライセンス マネージャーを再起動 してください。
関連ソリューション：FLEXnet オプションファイルの設定方法を教えてください。ネットワーク ネームド ユーザー ライセンスの管理
