ESTECH.SimFlex
Simulink®制御対象の弾性振動をモデル化するソフトウェア
ハイライト
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有限要素モデルをSimulinkブロックに変換
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固有モード表現による低計算負荷のブロックを生成
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有効モード選択機能による共振モード分析
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変形形状のリカバリで詳細な要因分析
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音響要素を含むモデルにも対応
説明
ESTECH.SimFlex は、制御対象の弾性振動を考慮した制御設計を可能とするツールです。本ツールによって、有限要素解析ソフトウェアである Nastran の解析結果から、その振動特性を再現する Simulink ブロックを作成することが出来ます。お手持ちのモデルの数式表現を SimFlex ブロックに置き換えるだけで、弾性振動を考慮した高精度な性能検討が可能となります。
高速・高精度の制御では、制御対象が持つ弾性振動の影響が現れ、時として、制御に悪影響を及ぼします。そのような制御系の設計では、振動特性を表現できるプラントモデルを用いた検討・改善が必要で、本ツールはこうした分野で大きな力を発揮します。
振動解析には有限要素解析が広く利用されていますが、Simulink モデルに取り込むには要素数が多くそのまま利用することが出来ません。この問題を解決するために、本ツールでは、制御に必要なアクチュエータ作用点・センサー観測点・評価点の動きのみを、固有モードによって表現した SimFlex ブロックを作成し、計算量を低減しています。
SimFlex ブロックでは、固有モードの無効化が可能で、悪影響を与える共振モードを特定することが可能です。シミュレーション後は、制御対象物の変形形状やエネルギ分布等を Nastran の計算結果としてリカバリし、通常の Nastran のポストプロセッサーで観察することができるので、制御性能の悪化要因を効率良く検討できます。
エステック
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