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【USRP x MATLAB】AI活用のためのソフトウェア無線機(SDR)の利用法とは?

概要

ソフトウェア無線機(SDR)の開発にはソフトウェアとハードウェア両方の知識が必要で、検証もより複雑になります。しかしながら、ハードウェアの構成はそのままで、様々なシステムで活用できるソフトウェア無線の技術の活用の場は、安価なハードウェアのリリースも手伝って、年々広がりを見せています。

そこで今回、ソフトウェア無線機を効率的に設計・利用する方法をご紹介します。

さらに、ソフトウェア無線機の実装のターゲットのひとつとなるFPGAを搭載した評価ボードへ実装する一連のモデルベースのワークフローについてNIのUSRPをメインにご紹介します。

ハイライト

  • ソフトウエア無線機(SDR)の設計・利用の効率化
  • モデルベースデザインによる無線通信システム
  • FPGA実装ワークフロー

講演者について

日本NI

シニアアカウントマネジャー 河野 通隆

日本の最先端の無線研究を行っている企業のNIのアカウントマネージャー。

Beyond 5G、6Gの研究向けに数多くのソフトウェア無線機の導入支援を行った実績を持つ。

MathWorks Japan
アプリケーションエンジニア 田中 大智

FPGAを活用した高速計算用コンピュータ・アーキテクチャの研究を専門に学位取得。その後、車両メーカーにて、シミュレーションを活用した車両設計・電気コンポーネントの開発に従事。2023年より現職。アプリケーションエンジニアとして主にFPGAASICの実装系ソリューションに関連する業務を担当。

アジェンダ

時間 タイトル

14:00-14:30 

MATLAB x USRP - 良いとこ取りの二刀流がもたらす、AIネイティブ時代の無線通信システム開発ワークフロー

MathWorks Japan

アプリケーションエンジニア

田中大智

Beyond 5G/6Gに代表される次世代通信システムでは様々な通信技術においてAI活用が進むことが予想されており、今まさに研究・開発が進んでいます。

AI活用によって従来技術では達成できなかったパフォーマンス向上が見込めるなど期待が高まる一方、

無線通信ドメインの知見を持ったAIエンジニアの不足や開発工数の増大への対応など、多くの課題も顕在化してきました。

このような状況の中、シミュレーションとハードウェアそれぞれの利点を活かした開発が注目を集めています。

本セッションでは以下の内容を中心に、無線通信システム開発におけるUSRPとMATLABの最新活用方法を紹介します。

  • 実データを用いたAIモデルの学習、実装ワークフローの紹介
  • MATLABとUSRPを連携させた効率的な教師データの取得
  • 無線通信システムのプロトタイピング

最新の機能、USRPに搭載されたFPGAへの組み込みワークフローについてもご案内いたします。

14:30-15:00 

Beyond 5G、6G時代を目指したソフトウェア無線を利用した、中・大規模開発 

~コストエフェクティブにSoftware Defined Radioをプロトタイピングに利用する~

日本NI
シニアアカウントマネジャー  
河野 通隆

非地上系ネットワーク(NTN:Non-Terrestrial Network)により、地上、海、空にある移動体を多層的につなげる通信ネットワークシステムや超大容量無線通信の実現をめざしたサブテラヘルツ帯無線通信など、Beyond 5G、6G向けの研究開発が昨今活発に行われています。

しかしながら、規格が決まっていない最先端の通信を実際に実現しようとした場合に、市場に無線通信用のデバイスが存在しないことがほとんどです。ソフトウェア無線(USRP、VST)とMATLABを組み合わせることにより、どのように最先端の通信を実現していくのかその実現方法についてお話しします。

※時間はQ&A込みです

対象製品

満席につき受付終了

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