ファイアウォールが適​用された環境でクライ​アントからライセンス​認証を行うためには、​ライセンス サーバーにおいてどのような設定が必要ですか?

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MathWorks Support Team
MathWorks Support Team le 4 Août 2011
ファイアウォールが適用された環境でクライアントからライセンス認証を行うためには、ライセンスサーバーにおいてどのような設定が必要ですか?

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MathWorks Support Team
MathWorks Support Team le 10 Avr 2023
Modifié(e) : MathWorks Support Team le 10 Avr 2023
コンカレント ライセンスおよびネットワーク ネームド ユーザーライセンスにおいて利用される MATLAB のライセンスマネージャーは、ライセンス認証のために 2 つの TCP ポートを利用します。Windows ファイアウォールや、iptables、ルーターなどによってファイアウォール(FIREWALL)が設定されている場合、MATLAB ライセンス マネージャーによって使用される TCP ポートを固定し、ファイアウォールにおいて TCP ポートを開放する必要があります。
(1) MATLABライセンスマネージャーの使用する TCP ポートを固定する方法
インストール時の初期状態では、MATLAB のライセンスマネージャーは、次の 2 つの TCP ポートを利用して、ライセンス認証が行われるように設定されます。
・ 27000 (lmgrd)
・ 動的に割り当てられるポート番号 (ベンダーデーモン MLM)
MATLAB ライセンスサーバーにおいて、次の手順で lmgrd および MLM によって使用されるポートを指定します。
(1-1) ライセンスマネージャーの停止
[Windows の場合]
「コントロールパネル」→「管理ツール」→「サービス」を開き「MATLAB License Server」を選択し、「停止」とします。
[Solaris/Linux/Macの場合]
$MATLAB/etc/lmdown
を実行します。
※ $MATLAB は、MATLAB(ライセンスマネージャー)のインストールディレクトリーです。
(1-2) ライセンスファイル
$MATLAB\flexlm\license.dat (Windows(R2010a以前)の場合)
$MATLAB\etc\license.dat (Windows(R2010b以上)の場合)
$MATLAB/etc/license.dat (Solaris,Linux,Macの場合)
を編集し、DAEMON 行の末尾に port=<ポート番号> の記載を加えることで、ベンダーデーモン MLM の使用するポート番号を指定します。SERVER 行の末尾に記載の数値は、lmgrd によって使用されるポート番号を示します。
次の変更例は、lmgrd に対し 27000 を、ベンダーデーモン MLM に対し 27005 を指定する例です。
[変更前]
SERVER matlablm 0123456789ab 27000
DAEMON MLM "C:\Program Files\MATLAB\R2007a\flexlm\mlm.exe"
・・・(以下略)
[変更後]
SERVER matlablm 0123456789ab 27000
DAEMON MLM "C:\Program Files\MATLAB\R2007a\flexlm\mlm.exe" port=27005
・・・(以下略)
(1-3) ライセンス マネージャーの起動
[Windowsの場合]
「コントロールパネル」→「管理ツール」→「サービス」を開き「MATLAB License Server」を選択し、「開始」とします。
[Solaris/Linux/Macの場合]
ライセンスマネージャーの起動ユーザーにて
$MATLAB/etc/lmstart
を実行します。
(1-4) ログファイルの確認
ライセンス マネージャーのログファイル
$MATLAB\flexlm\lmlog.txt (Windows(R2010a以前)の場合)
$MATLAB\etc\win32(win64)\lmlog.txt (Windows(R2010b以上)の場合)
/var/tmp/lm_TMW.log (Solaris,Linux,Macの場合)
には、次の例のように、使用されるポート番号が記載されますので、変更が適用されたことを確認できます。
0:00:00 (lmgrd) lmgrd tcp-port 27000
0:00:00 (lmgrd) Starting vendor daemons ...
0:00:00 (lmgrd) Starting vendor daemon at port 27005
0:00:00 (lmgrd) Using vendor daemon port 27005 specified in license file
0:00:00 (lmgrd) Started MLM (pid 2140)
(2)ファイアウォールにおいて TCP ポートを開放
上記(1)の手順によって、MATLAB ライセンスマネージャーに使用されるポート番号が指定されましたが、ライセンス認証を行うためには、ファイアウォールにおいて、指定された TCP ポートの開放を設定する必要があります。ファイアウォールの設定は、OS や、機器における設定になりますので、ご利用環境のネットワーク管理者にご相談の上、設定して下さい。
[補足説明] Windows ファイアウォールにおけるポート番号の設定
Windows ファイアウォールを設定している場合には、設定を行う前に、一時的にファイアウォール機能を「無効」とし、MATLAB の起動が可能であることのご確認をお願い致します。これにより、問題の切り分けを行うことができます。
Windowsファイアウォールの影響により、MATLAB が起動しない場合には、「コントロールパネル」 の 「Windows ファイアウォール」 からライセンスファイル中で指定した 2 つ TCP ポートを追加設定してください。
ライセンスファイルの中のポート番号の指定を有効にするためには、ライセンスマネージャーの再起動が必要になりますのでご注意ください。
参考手順:
1.Windows [コントロールパネル] から [Windows ファイアウォール] を選択し「詳細設定」を開きます。
2.[受信の規則]を選択します。
3.[新しい規則]をクリックします。
4.ポートを選択し、[次へ]をクリックします。
5.[TCP]を選択します。
6.[特定のローカルポート]にLMGRDとMLMのポートをカンマで区切りで指定し[次へ]をクリックします。
(ライセンスファイル license.dat 中で指定した 2 つ TCP ポートを追加設定します 例:27000、27005)
7.[接続を許可する]を選択し、[次へ]をクリックします。
8.すべての項目にチェックを入力(推奨)し、[次へ]をクリックします。
9.規則の名称を入力し、[完了]をクリックします。
10.[送信の規則]を同じ設定で追加します。

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